この講座は社会人向けの現代文講座です。テクスト論的な読解を身につけることができます。全ての方に「へぇー、現代文ってそうなんだー」「読むってそういうことなんだー」と思ってもらえること間違いなしの講座です!
ポイント①国語・現代文
みなさんは小学校1年生から中学校卒業までで12年間、高校へ進学すると15年間に渡って「国語」の授業を受けてきて、「国語とは?」「正しい言葉遣いってなに?」「読解力とは?」など国語や言葉に関することをどれだけ知っているでしょうか?
国語や現代文の勉強というと漢字の書き取りや語彙を増やすことばかりが中心になってしまい、肝心の文章の読み方や言葉の仕組み、コミュニケーションの理論などは習わないことがほとんどです。
それもそのはずで、小学校から高校までの国語ではそのような言葉や読解、コミュニケーションについての専門的な理論は指導内容に入っていないのです。
つまり小学校から高校までの国語は「実践からなんとなーく身につけろ」という学び方であったため、なんとなーく国語はわかるけれど自分自身で整理できていないために自分地震でそれらの知識やスキルを自由にあつかうことができないでいるのです。
この講座では「羅生門」を読みながら、
・読解力って何?
・読解ってどうするの?
・読解力の身につけ方
など
学生時代に先生が教えてくれなかった国語のこと現代文のことも丁寧にお教えします!
ポイント②テクスト論
「テクスト論」という読解の理論を聞いたことはありますか?
物語を読んで答える国語のテストで、
問題:傍線①についてA子の心情のうち、ふさわしいものをア~オの中から選びなさい。
生徒:よーし、A子はB子にこんなことを言われたんだから絶対に答えは「イ」だ!
正解:「ウ」
生徒:えー!なんでなんだよ!どう考えたって答えは「イ」じゃないの!!解答がまちがってるのかなー。
と解説を読んでも全く正答に納得できないことがあるものです。
また、問題に取り上げられた物語の作者自身がその問題を解いて答え合わせをしてみたらなんと間違えている!ということもあります。
この読解理論はこれまで「読む」ことに伴ってきた様々な「?」を見事に説明することができます。
「テクスト論」的な読解を身につけることで、「人間が文章を読む」という行為を分析的に理解し、文章をはじめとした私たちの身のまわりにあふれる「意味するもの」の理解を更に深めることができます。
ポイント③羅生門
今回は高校国語の定番、芥川龍之介の「羅生門」を読んでいきます。
芥川龍之介の「羅生門」は、地震や火事、飢饉に見舞われた平安京を舞台に下人がどう生きるのか悩み、考えていく物語です。
まさに災害やコロナ、米不足に日々苦しむ私たちが活きるヒントを見つけ出すに相応しい、今読むべき物語なのです!
学生時代に読んだ方もまだ読んだことがない方も、「そんな読み方ができるんだ!」と目から鱗の読解をご紹介します!
身震いする「羅生門」をどうぞお楽しみください。
◉第1回 読解力ってなんなんだ!
〈所要時間〉90分程度
〈当日のレッスンの流れ〉
①50分 テクスト論とは?
②10分 ここまでの質問
③30分 「羅生門」のあらすじ
◉第2回 羅生門ってなんなんだ!
〈所要時間〉90分程度
〈当日のレッスンの流れ〉
①10分 高校時代の読み方の振り返り
②70分 テクスト論で読む「羅生門」
③10分 質問とまとめ
〈オススメの方〉
・国語が好きな方
・国語が嫌いな方
・国語が得意な方
・国語が苦手な方
・読書が好きな方
・読書が苦手な方
・趣味を探している方
・お金のかからない趣味を探している方
・もう一度国語を学び直したい方
・「羅生門」を読み直したい方
・読解力を身に付けたい方
・コミュニケーションが上手くなりたい方
・学校の国語の授業がつまらなかった方
・国語の先生
・学校の先生
・テクスト論を身につけたい方
・高校に行っておらず、羅生門の授業を受けてみたい方
・羅生門についての質問がある方
〈オススメしない方〉
・小学生、中学生、高校生
(受験にももちろん役立ちますが学校の授業がつまらなくなります)
〈必要なもの〉
①オンライン講座を受講できる環境
(ネット環境とパソコンorタブレットorスマートフォン)※Zoomを利用します
②ノート
③筆記具
〈テキスト〉
テキストの購入の必要はありません。テキストはインターネットの電子図書館「青空文庫」を使用します。「青空文庫」はインターネットの通信料のみでご利用いただけます。
インターネットを閲覧できない方は、図書館などで事前に指定した本を借りていただければ結構です。
月額価格¥5,500
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